同郷の師
こんばんは~。
私が一年間、お世話になったシェイクスピア・シアターの「マクベス」を観てきました。
吉沢希梨さん演じるマクベス夫人の迫力、そして、メキメキ力が付いてきているシアターメンバーと実力ある客演の方々の織り成す人間ドラマ。
バンクォーの亡霊の演出が、怖かっこよく好きで、マクベスがその亡霊を初めて見るシーンが一番好きでした。
マクベス夫人とマクベスのやり取りもだけど、3人の魔女が出てくる所なんかも私は好き。
照明や音響の派手さはない。
だけど、舞台上の人物がすっと浮き上がってくる不思議な感覚。
これがシアターの最大の良さだと私は思っといて、シアターの作品は好みが分かれると思うけど、私は好き。
シンプルで、わかりやすい。
演出がずっと変わらないのも特徴。
もちろん、最近の物が好きな先生なので、最近のが入っている時もある。
そんな先生こと、出口典雄さんは私と同じ島根県出身。でも、より日本海に近い、確か美保関のご出身で、シアターの薄暗い、真っ暗な舞台は夜の日本海の姿にそっくりだなぁと初めて東京で拝見した時に思った。
初めて、としたのは、それ以前に島根県で観たことがあるから。
場所は美保関で、演目は「ロミオとジュリェット」。
バルコニーのシーンの演出が、えぇ!!と驚いたのが今でも覚えている。
そして、それから10年後位の月日を経て、そこの研究所に入るとは思ってもみなかった。
研究所時代もいろいろと大変だった。
ボロクソ言われたし、先生は鬼であった。
でも、そのおかげで今の私がいるし、そこを経ているからわかることや感じることもたくさんあって、無駄なことは一つもないと思っている。
今日は、その先生と長めに話せ、うれしかった。
出て、3年になるけど、覚えていてもらえてるのもだし、やはり同郷なのでお互い、気になるのかもしれない。
幸せを感じた日であった。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
では、また。
0コメント