Iccokaと私
一年前、Iccokaは誕生しました。
自分が先頭に立って、初めての大人数での舞台は予測しないことばかりで、手探り状態で迎えた本番。
来てくださった方のご感想を聞いて、
「おお!やれて良かった。」
と思いました。
自分の書いたものが、他の人の肉体を通して形になった。
欲を言えば、私のやりたかったこと、世界をもっと形にしたかった。
様々な感情が一度に溢れた。
あれから一年。
まず。
今のこの状態にまずビックリ。
元気が取り柄な自分がまさか...
でも、そのおかげでいろんなことに気付き始めたし、少しの間見失った楽しさはこの手に帰り、
今は大好きな日常に没頭している。
失ってから、わかるものもある。
人間はいい加減な生き物だから、失わないとわからないのかもしれない...そう思うと悲しくなるけど、手を放してみないと今回のことは気付けなかった。
やりたいことをやる。
それは素晴らしい。
でも、自分も周りも傷つけながらやるのは、私は好まないし、私には合わないと思った。
前にも書いたけど、
制作を止めるのは、関わってくれている人々や、#1を観に来て「次も楽しみです」と言ってくださった方に対して裏切るようで怖かった。
それを今回、許していただけたことが一番感謝していることです。
私は、ちょっとずつ今やれること、今しかできないことをやり始めています。
そして、Iccokaの誕生日に新しい経験もできました。
これは役者として。
楽しかったなぁ。
ここから先は案外長いようで、短いかもしれない。
なんとなく、そんな気がする。
やることはいっぱいあるけど...
でも、私には今日の体験はそんなことを思い起こさせる出来事だったと感じている。
だから、どうか気長に待っていてください。
また来年の8/25に笑っていられるよう、私はやってみます。
これを読んでくれて、
ありがとうございます。
Iccoka主宰 井川いずみ
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