続・観客の愛

こんばんは。

昨日に引き続き、この話題。
今日は、ギリヤーク尼ヶ崎さんの88歳の50周年記念の路上パフォーマンスを観てきました。

この方を知ったのは、地元・松江の友達が2度も目にしたドキュメンタリーの話からです。路上で踊るおじいさん。どんな方なのか興味が湧いたんです。

実際、目にしまして、腰の調子が悪いそうで車椅子だったのですが、正に仙人みたいな風貌で、立ち上がると腰が曲がってるせいか、ずっとお辞儀したみたいになっている。
それでも懸命に動かれるんですよね。
正直、パフォーマンスかどうかもわからない状況でしたが、それでも常に観る人たちの眼差しや掛声、御捻りが彼を囲んでいました。

いろんな考えや価値観があると思うんですが、私はこれはパフォーマンスであったと、
ギリヤーク尼ヶ崎さんを通しての人の愛を見るパフォーマンスだったと感じました。

彼のずっとそばにいた黒子のお姉さんも、音響さんも、応援団みたいな方たちも、ファンも、そうじゃない通りすがりの人も、みんなが1時間その場にいて、見守る。
それを引き出したギリヤークさんも自分のやろうとすることを専念してたから、50年も続けてたからの今だったんですよね。

50年も路上で続けることは相当大変なことだし、90歳までがんばるそうです!
トークがお茶目で長話過ぎて、最後、強制終了されましたが、そんな人柄も人に愛されるのかもしれません。

2日続けて、似たような感想を思い、少し自分の中の価値観が変わった気がします。

演劇は、双方の愛のコミュニケーションツールなのかもしれません。
愛が感じられる作品を創ろうと思いましたから。


本日はここまで。
読んでくれて、ありがとうございます!
ではでは~。




Iccoka!

演じて、書いて、創る 井川いずみがやっている Iccoka(いこっか)のサイトです。

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