情熱は世界を変える

こんばんは~。


今日観た、「パットマン 50億人の女性を救った男」、本当におもしろかった!

他の映画を観た時、ちらっと宣伝してて、
私はインド映画のミュージックシーンあったり、不思議な世界観あったりが好きで、
おぉ!と思ったんです。
その時、題材がナプキン=女性生理用品だし、それを男の人が作る???
これまたインド映画特有のめっちゃ笑顔。

絶対観るべし!

と心に決めておりました。


ここから感想。
映画館で知りたい人は読まないでくださいませ。





 

さて。

生活文化が日本と違うので、
最初から衝撃を受けたのですが、

インドでは、
生理中の女性は穢れているから5日間、家に入れてもらえない。
また、生理中は汚く、不衛生な布がナプキン代わり。

そのシーンが、オープニング後、すぐ挿入されてるんです。
男性であるパットマンも、え???
彼の目線で話が進むから、異文化の私たちもすんなり背景がわかる仕組み。

で、買うとめっちゃ高価!

この度に、奥さんに拒まれるパットマン。
オープニングでは甘~い感じでしたのに、ずっーとギスギスが続く。

作ればいいんだ!
となって作るも、失敗続き。

でも、奥さんが不衛生なナプキンを使用することによって、婦人科の病気はたまた死ぬかもという悪夢にうなされる訳です。
そして、情熱で周りが見えなくなって、やることなすことすべてが悪い方へ行ってしまい、最終的には村を追い出される。その時、奥さんとも離れてしまうんですが、彼の心は燃え続けてるんです、奥さんの体を守りたいんだと。

そこから裸一貫。
すべての行動は、奥さんが満足するナプキンを作ること。

その為に、大学教授の所で家政夫をしたりして、

そこからどんどん流れが変わってくる。


自分で生理用品を作る機械を作ることに決め、借金しても機械を完成させ、ある偶然の出会いから誰からも見向きもされなかった物が、どんどん外へ広がっていく。

出会いは、
工科大学の発明コンクール、 
そこで最優秀賞に選ばれ、
賞金を得て、借金も返せる。
その上、特許を取れば、大金持ちになれる。
ですが、パットマンは、大金持ちになることを辞退します。
  
理由は、インド中の困ってる女性の為に、機械が高くなるのは良くない。
って。

そこから、インド各地を回る旅に出ます。

そして、受け入れられ、パットマンも女性たちも幸せを感じながら、日々を過ごしていく。

その輪は、どんどん広がり、
果てはニューヨークでの演説まで運んでくる。

私は、その演説のシーンが一番好きでした。
 
「ドラブルは生きてる機会」
って、言葉が心に染みた...
苦労を乗り越えて来た人だから言える言葉。

その演説は、はじめは妻の為の情熱だったパットマンが、様々な女性と会い、その実情を知ることによって、インド中のナプキンを使用できていないすべての女性への情熱へと変わった成長した彼自身を見せていました。

だから、情熱がそのシーンで愛に変わってる。

そこから別の愛のシーンに移るんですけど...これは切ない。インド映画なのに~。

この映画で素敵だなぁと思ったのは、
最初、散々女性の生理は穢らわしいという描写を入れてるんですけど、
中盤で、そうではなくて本来はとても喜ばしく、みんなで幸せを祝うことなんですよ~というシーンが入ってるんです。

そのシーンは、本来の女性の素晴らしさに溢れてましたね。

だから、文化って良いような悪いような。

本当に役に立つ考え方もあるけど、
この映画のように差別や優劣をつけたり等、
あれ?って思うことを昔から続いているからという環境で、新しく、真っ当な考えを拒むのは、勿体ないとも思いました。

でも、産まれて、そこしか知らなかったら、誰もがそうだと思っているし...
そう考えると、ネットができ、人々が手軽に使える環境になったからこそ、新しい価値観や考えが広がっていく土壌ができたんだなぁとも思いました。


インド映画にはミュージックシーンがあって、めっちゃ明るいし、リズミカルで楽しくなるし、色彩豊かなんで、私はすごくテンション上がって、好きです!

たまに、ん???ってカットもありますが、それもおもしろがってます。


あきらめない情熱は、世界を変える。



新年観るには、相応しい内容じゃないかなぁ。
もし良かったら、観てみてください!


最後まで読んでもらい、
ありがとうございます!

ではでは~。








Iccoka!

演じて、書いて、創る 井川いずみがやっている Iccoka(いこっか)のサイトです。

0コメント

  • 1000 / 1000